疫学研究で
明るい未来へ
Kyushu-HOPESプロジェクトでは生活習慣病予防を目指した
大規模疫学研究を行っています
Kyushu-HOPESプロジェクトでは、二つの大規模疫学研究(KOPS、九州大学福岡コホート研究)を行っております。KOPSでは九州、沖縄の4地域(福岡県粕屋町、八女市星野村、長崎県壱岐市、沖縄県石垣市)の住民約18,000名を対象に心筋梗塞や脳卒中、がんに関する調査を行っております。また、2017年からは福岡市東区の住民を対象とした疫学研究、九州大学福岡コホート研究を九州大学老年医学分野から引き継いで調査を継続しています。
プロジェクト名のKyushu-HOPES(Kyushu University-Healthy Outcomes Promotion Epidemiological Study)には、健康に長生きできることをお手伝いできるような疫学研究を九州から発信したい、という思いを込めています。
疫学研究は、ある特定の地域における一般住民の方を対象として病気の発生状況など健康に関する事象の頻度や分布を調査する医学研究の一つです。 疫学研究からは病気と、食事などの生活習慣や体質、地域性などとの関連が明らかになります。
私たち九州大学病院総合診療科が研究調査を行っています。
本研究では病気の早期発見はもちろん、病気にならないようにする「予防医学」の発展を目標としています。
参加者の方々に特別なことをしていただく必要はなく、通常の生活をしていただき、数年毎の健康調査へのご協力をお願いしています。 「どんな病気になったか」などの聞き取り調査を主に行っており、参加者にお送りする書類にご記入の上、返送をお願いしています。
生活習慣病予防を目指し全国規模で共同研究を行っており、数年ごとに健康状態に関する郵送調査へのご協力をお願いしています。研究の趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いいたします。
健康調査に関するアンケートについて 全国がん登録情報の利用について 日本ゲノムコホート連携への参加について 情報公開希望されないかたの申請も可能です。Kyushu and Okinawa Population Study(KOPS)と福岡コホートで合わせて約30000名の方にご協力いただいていますが、日本国内の地域差の影響がない、より精度の高い疫学研究を目指し、J-MICC Study(日本多施設共同コホート研究)に協力しています。
J-MICC Studyは日本国内の疫学研究実施施設が協力し、合計10万人の日本人を対象として20年間の健康追跡調査を行う多施設共同研究で、文部科学省からの支援を受けて行われています。
J-MICC Studyへのデータ提供は個人が特定できないように匿名化や個人情報の一部を削除した形で個人情報保護を行っています。 J-MICC Studyについては ホームページをご参照ください。