胃の調子が悪い時、どんな食事をしたらいいの?

風邪やストレス、暴飲暴食で胃がもたれたり食欲がなくなったりしたという経験はありませんか?胃は食べ物をためて消化吸収してくれますが、胃腸が弱っているときはこれらの働きが低下してしまいます。そのようなときには胃を労わってあげるような食生活が大切です。今回は胃にやさしい食事について紹介していきます。

まず一つ目が、次の図のように消化のいい食品を選ぶことです。胃の調子が悪い時には胃に溜まる時間が少ない食品、食物繊維や脂肪の少ない食品がおすすめです。

二つ目が、胃酸の分泌を高める食品を控えることです。胃酸は胃から出る消化液で食べ物を消化、殺菌してくれます。普段は胃の粘膜が胃が傷つくのを守ってくれていますが、ストレスなどで胃の粘膜が弱ると胃酸が胃を傷つけてしまいます。そのため、胃の調子が悪い時は胃酸の分泌を高めるものは控えることが望ましいです。胃酸の分泌を高めるものとしては下記のものがあります。

また、反対に胃を守ってくれる栄養素、食品もあります。βカロテン、ビタミンU、生姜です。βカロテンは胃の粘膜を正常に保ち、炎症や潰瘍を修復してくれます。かぼちゃ、人参、モロヘイヤ、春菊、ほうれん草、小松菜などの食品に多く含まれています。ビタミンUは胃酸の分泌を抑え、胃粘膜を保護してくれます。キャベツ、アスパラガス、パセリ、レタスに多いです。また、生姜は消化を助け、胃酸の逆流を防ぐ働きがあります。

胃に負担をかけないためには食事内容も大切ですが、生活習慣にも注意が必要です。暴飲暴食は避け、毎日規則正しい時間に食事を摂り、腹八分目を心がけましょう。また、禁煙が望ましいです。

胃はデリケートな臓器といわれています。ストレスをためず睡眠を十分にとり適度な運動を行いながら、胃の働きを維持させていきましょう。

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