「血糖値を上げたくないから主食を摂らない」「ご飯は太るから食べない」という声をよく耳にします。確かにご飯やパンなどの主食に含まれている炭水化物はブドウ糖を多く含み、ブドウ糖は血糖値を上げやすく、溜め込まれると脂肪となるため肥満や動脈硬化の原因となってしまいます。
しかし脳は栄養の大部分をブドウ糖に頼っているため、不足すると脳の働きは悪くなり疲れやストレスが溜まりやすくなります。
そこで今回紹介するものが低GI食品です。
GI(グリセミック・インデックス)とは、その食品を食べたときに血糖値がどのくらい上がるかを、ブドウ糖を基準(100)として相対的な数値で表したものです。
GI値が高い食品ほど血糖値の上がる速度は速く、低い食品ほど遅くなります。表は食品のGI値の目安です。
例えば同じご飯でも、精白米を玄米に変えることで血糖値の上昇を抑えることができます。
ただしGI値が低いものでも大量に摂ると血糖値は上がるため摂りすぎないよう注意しましょう。
食品の組み合わせや食べる順番も大事なポイントです。
GI値の高い食品は食物繊維を多く含む食品と一緒に食べることで血糖値の上昇を抑えることができます。
また、食物繊維を多く含む食品から先に食べる、ゆっくり時間をかけて食べることによっても血糖や脂肪の吸収は抑制できます。
様々な食品を上手に取り入れて美味しく健康管理していきましょう。